クリスマスページェントにむけて ②

今回は年長組の配役決めの様子をご紹介いたします。

 

 

≪年長組≫

アドベント1本目の礼拝のあと、昨年のページェントについてみんなで思い出しました。

 

そして人数が足りない役があるとページェントが成り立たなくなってしまうこと、協力してページェントを演じるために話し合いたいということ、そしてどれもイエス様のお誕生をしらせるために無くてはならない大切な役ということなどをふまえて、配役決めをはじめました。

 

まずやりたい役に分かれ、役ごとに話し合いをしました。

  

 

年長組では昨年のページェントの経験がある分、役へのあこがれがあったり、はっきりした役へのイメージがあるため、こどもたちの思いがよりつよくみられました。

 

 

「どうしてもこの役がやりたい!」と、ともだちに話す姿。

  

 

 

「ほかの役もたのしそうだから、ちがう役やってみる!」と、譲る姿。

 

 

  

「なかなか決まらないけど、どうやって決めようか?」と調整役をする姿。

 

 

なりたい役になれず、やっぱり一番やりたい役が良かったな・・・と落ち込むともだちもいました。

 

そのときは平気でも、だんだんとかなしくなったり、がまんすることになってくやしくなったり、さまざまです。

 

 

大人が見ると、「がまんすることになってかわいそう」など感じられるかもしれません。

 

 

 

けれども思いをぶつけあうことやさまざまな気持ちが経験できたことに、話し合いの意味があったと考えています。

 

 

結果は思う通りのものにならなかったかもしれません。

納得できない気持ちやもやもやした気持ちがのこっているともだちもいるかもしれません。

 

 

一見マイナスであるように感じるかもしれませんが、この気持ちにどう自分が向き合うか、さまざまな経緯のなか決まった役にどう取り組むか。

 

そういったところに、心の奥行きをはぐくむヒントが隠されているのではないでしょうか。

 

 

 

また、乗り越えることやなにかの学びにつなげなくてはと考えたくなりますが、”壁にぶつかったことがある”という、ひとつの経験としてとらえてみるのはどうでしょうか。

 

 

そのひとつひとつの経験が心の引き出しを豊かにしていってくれるのではと信じています。

 

 

年中・年長組のどちらも、話し合いからさまざまなこどもたちの姿を感じることができました。

 

 

アドベント4本目のページェント礼拝まであと数日。 

 

 

こどもたちが小さな胸でさまざまなことを思い、経験し、クリスマスに向けて準備してきたことを保護者のみなさまに見守っていただきつつ、ご一緒にあたたかな気持ちでイエス様のお誕生をお祝いいたしましょう♪